
お正月に実家の父の書斎から5冊持ってきたうちの3冊目。
ロシア語の通訳者である米原万理さんがプラハのソビエト学校で過ごした10代前半の頃の様子と 30年後に3人の友人との再会を求めて激動の東欧に旅した模様が描かれている。
30年後の再会については NHKで特別番組が組まれたらしいけど私は残念ながら見てません。
この作品で 大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
小さい頃の記憶を これだけ忠実にたどれる人ってすごいなあ。
ニュースでは知りえない真実を垣間見たような感じ。
著者の米原さんは 2006年乳癌のため、56歳という若さでお亡くなりになっています。
この事実をリッツァ、アーニャ、ヤスミンカの3人は知っているのだろうか・・・・
著者はいつも冷静に人を見ることができて
それがなんと小学生のうちから!
大人になって その頃の気持ちを
こんなに鮮明に表せるなんてほんと才能だと思う。