

2006年 アメリカ映画
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観終わった後、ショックでしばらく動けなかった。
ボビーとはロバート・F・ケネディのことです。
ジョン・F・ケネディ第35代アメリカ大統領の実弟。
ケネディ大統領が1963年に暗殺された5年後、上院議員となった弟のボビーもまた大統領選の真っ只中にいました。
兄に続いてボビーも凶弾に倒れたわけですが その現場となった LAのアンバサダーホテルを舞台に 「その日」 のホテル内に偶然居合わせた中の22名に焦点を当てて作られた映画。
肝心のボビーがホテルに到着するのはラスト30分。
それまではこれから上院議員を迎えるというホテルの従業員や泊まり客の様子が描かれます。
厨房での対応に不満を抱く者や リタイアしたホテルのドアマン、支配人と不倫している交換手、この日、結婚式を二人だけで挙げるカップル、等々・・・・・
観てるこっちはこれからここで何が起こるかわかってるから 刻一刻と近づいてくるその時を心臓の鼓動を大きくしながら待ってる。(待ってるっていう言い方は不謹慎か)
当時の生の映像も織り交ぜながら映し出されるので 尚更臨場感が大きくなる。
ボビーは人権問題への取り組みや ベトナム戦争の即時撤退等 支持者も多く、期待が大きかっただけにこの時のアメリカの嘆きは相当だったでしょうね。
ただ、お兄さんのJFK暗殺事件が余りに大きかったため、弟を取り上げたこの映画は、あまり日本では注目されなかった気がします。
出演者がすごいです。
アンソニー・ホプキンス 、 デミ・ムーア 、 シャロン・ストーン 、 イライジャ・ウッド 、 リンジー・ローハン 、 ヘレン・ハント 、 クリスチャン・スレーター 、 ウィリアム・H・メイシー 、 ヘザー・グラハム 、 ローレンス・フィッシュバーン ほかいっぱい・・・
最後にサウンド・オブ・サイレンスの音楽と共に ボビーの演説の生声が流れるシーンは余りにも悲しかった・・・・
私、かなり欧米生活に憧れてるけど
こんなにボーっとしてる人は
まず住めないってダーリンに言われた。
治安面で考えると やっぱり日本が一番だわね・・・。