音符今日のシネマ音符・・ブローク・バック・マウンテン

2005年 アメリカ映画

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最近観た映画の中で一番のヒット!

すごく観たかった作品。

でも多分、ディスカスではじかれるだろうなって思ってたのに、思いが通じてすぐに届いた。

新作がすぐに観れたのは チャリチョコ以来か?

2005年度の映画賞をたくさん取ってますが、大御所アカデミー賞では 監督賞はオスカーゲットしたものの (アン・リー監督) 作品賞に関しては 「クラッシュ」 に持っていかれた。

「クラッシュ」 も秀作だったので文句は言わない。

言わないけれど、たいていは 監督賞取ったら作品賞も取るってもんなのに、内容が同性愛ということではじかれたとしたなら、それはすごく悲しい。

この頃はまだ、同性愛って言葉自体浸透してなかったような時代。

異常者に見られ殺されることさえあったそうな・・・。

この作品を 「同性愛」 と捕らえずに 「不倫の映画」 と捉えたらどうだろう。

もちろん不倫も悪いことなんだけど 愛するってことは男とか女とかそんなラインを超えてるんだってことがすごく伝わってきて 最後は気づいたら泣いてる自分がいた。

これはどんな意味の涙なんだ?って自分で考えてみたけれど答出ず。

いいんだよ、どんな理由だって とにかくなんだかわからないけど感動したんだから。

俳優陣がまたいいっ!

抑えた演技の ヒース・レジャー 。

彼は 「ROCK YOU!」のイメージが強かったから今回この映画を見て彼を見直した。

彼はすごい俳優だ! 

それから もう一人その「不倫相手」を演じるのは ジェイク・ギレン・ホール。
大好きな俳優なのでこれ観てまた惚れた。

彼を初めて意識したのは 「ドニー・ダーコ」 不思議な魅力を持った人だなーってそれからずっと注目してます。

それから忘れちゃいけないのは二人の奥さん。

そう、彼らにはちゃんと奥さんも子供もいるのだ。

だから 「不倫」って言ったでしょ?

ヒース演じるイニスの奥さんは二人の関係を知ってしまってとても悩む。

その気持ちが痛いほど伝わってきて見ていてそれも苦しかった。

それにこの女優さん、あまり見かけないけど すんごく良かった。

ミシェル・ウィリアムス。 

「16歳の合衆国」 に出てたってことは前にも観てるはずなんだけどな~

とにかく彼女もすごく良かった。

それとジェイク演じるジャックの奥さん役には アン・ハサウェイ

ご存知 「プリティ・プリンセス」 の彼女です。

彼女についてはコメントはパス。 (これで察してね)

ちょっとびっくりシーンあり。

私はいつも書いてる通り、観てるそばから忘れていく人ですが、これは翌日の朝になってもまだ感動が続いていた。

もう一回観たいとも思った。

それから 山好きなあなた! 素晴らしい景色がたくさん出てきます。

これ見て また山に行きたくなった! って人も多いはず。

ああ、今日はコメント長くなっちゃった。

そんなことからも私の思いが伝わったかな。

あ、でも映画の感想は人それぞれですから。

酷評もあるので、

「ジュリアちゃんが感動したって言うから見たけど 全然面白くなかったじゃないの! どうしてくれるんの!」

って言われても困ります。

男性同士のラブシーンとかもあるので、そんなの絶対に嫌! って人は観なくていいです。(もったいない・・・)

私と感性が似てる人にはお薦め。

どんな感性?  しーらないっと・・・。