音符今日のシネマ音符・・・クリクリのいた夏

1999年 フランス映画

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いったいどれくらいの期間、リストの1位に入れてたことでしょう。

「ピエロの赤い鼻」 を観て感動したので 是非同じ監督さんの作品が観たいとリスト入りして・・・多分1年以上経ったと思います。

すごく人気があるようですね。 (なのに在庫が少ない!)

でも待った甲斐がある作品でした。

タイトルにもなっている 「クリクリ」 というのは女の子の名前です。

そのクリクリが昔を振り返って思い出を語る、という形で描かれています。

1930年代のフランス。

沼地沿いで細々と自給自足のような生活をしながら生きている人たち。

そこに、昔ここに住んでいて町に越していった大富豪の老人がやってくる。

彼はお金持ちではあるけれど 家族の間では厄介者となっていて 『沼地を出たのは間違いだった』 と時々ここに自分の居場所を求めるようになる。

幸せってなんだろう。

いくらお金があっても 心が満たされないとそうは思えないのかな。

逆に言えば 心が満たされていれば貧乏だって幸せなんだろうか。


この作品の主役は 実はクリクリではなくて、沼地に住むガリスという男性です。

第一次大戦から九死に一生を得て12年前からここに住んでいる。

私はこのガリスの生き方にしびれました。

どんな風にしびれたかは・・・・是非 観て感じてほしいです。

いろんなことが便利になり、それが当たり前になった今だからこそ 観るべき映画かもしれません。

でもそれって 今に満足してるから言えることなのかもね。 







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