音符今日のシネマ音符・・・日の名残り コレクターズ・エディション

1993年 アメリカ映画

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とても良かったです。

大人のための恋愛映画・・・なんだけど 「恋愛」 なんて言葉で括るのはやっぱりちょっと失礼のような気もする。

アンソニー・ホプキンス が最高。

レクター博士の欠片もありません。(笑)

いや、私、レクターファンですから別に悪い意味で言ってるのではなくて。

日系の英国作家K・イシグロのブッカー賞受賞作を基に「眺めのいい部屋」のJ・アイヴォリー監督が、侯爵に忠実な執事として徹底的にストイックに生きた一人の男の悲哀を描いた物語。
恋を知らぬ彼は安っぽい恋愛小説に慰めを得、それを女中頭に見つかり頬を赤らめる。
互いに愛情を感じながらもその感情を抑えこんでしまう彼に、彼女は待ちきれず、彼の友人と結婚し町を去る。
戦後、侯爵がこの世を去り、ようやく自由を感じた彼は女中頭を訪ねるのだが……。(TSUTAYAより)


こんなに表情を変えずに演技が出来る俳優さんて なかなかいないんじゃないかな。

でもものすごーく伝わってくるの。

彼の存在そのものが台詞の代わりになってる感じ。

そして相手を努める エマ・トンプソン もまたいい!

これは お子チャマには見せたくない。

じっくり味わいながら観る大人の映画だと思います。

重厚な雰囲気は イギリス映画ならではでしょうね。

他に クリストファー・リーブ もアンソニー演じる執事の主人役で出ています。

スーパーマンだった彼も2004年にお亡くなりになりました。

残念ですね・・・合掌。





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音符今日のもう1本音符・・・グローリー・ロード

2006年 アメリカ映画

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久々のスポ根もの。

実話です。

そしてそこらへんによくある 「ダメダメチームを強くする」 ってのと違うのは、人種差別という大きなテーマを背負っていること。

ある高校の女子チームを優勝させたことで 大学のバスケットチームのコーチとして呼ばれたドン。 

しかし資金不足でいい選手が揃えられない。

そこで彼が考えたのは いい素質を持っていながらなかなかゲームに出してもらえなかったり、家庭の事情で働かなくてはならない黒人選手。

実話と書きましたが、これは1960年代の話だそうで、50年近い前だから当時の差別色はまだかなり強く、黒人がチームに一人もいないなんてことは普通だったそうです。

なのでスタメンに黒人選手を使ったり、チームの半分を黒人で占めるなんてことは当時では考えられなかったみたいですね。

世間の非難を受けながらも ドンは自分の方針を変えず、また厳しい練習に選手たちも耐えていよいよシーズン開始。

いろんな意味で世間の注目を浴びる中、とうとう決勝戦まできたドンのチームは なんとそこで前代未聞の黒人選手だけのスタメンを組む。

結果は想像してください。 多分、その通りだと思います。(笑)

監督役の ジョシュ・ルーカス がすごく良かった。

対戦する相手チームの監督役で ジョン・ボイト が出ています。

スポ根ものとしては 私はかなり良かったと思います。