音符今日のシネマ 2本音符


      
7a001d3a.jpg

・・・ワールド・トレード・センター  

2006年アメリカ映画











aa930c74.jpg

・・・ユナイテッド93   


2006年 アメリカ映画 










今日は2本分のレビューを一度に書きます。

一度に観たわけではないのですが 両方とも2001年9月11日に起きたあの悲劇についての映画なのでそうすることにしました。

この二つのストーリーについて おもしろいとかおもしろくないとか そういう言葉は使いたくありません。

ましてや制作費や興行成績や・・・という映画を作る上での云々についても語りたくありません。

内容に対してだけ述べようと思います。

この2本は同じ日に起きた惨事についての内容ですが 全く別の視点から描かれています。

まず、「ワールド・トレード・センター」 の方は タイトルになっているあのビルに飛行機が突っ込み炎上。

ビルの中にいる人たちを救出するために港湾局の警察官が同ビルに入ったところでビルが崩壊。

中に居た人たちは絶望・・・と思われた中、九死に一生を得た警察官が瓦礫の中から奇跡的に助け出されるまでを丁寧に描いています。

瓦礫に残された二人の警官 (実はもう一人生きていたが自分はもう駄目だと悟り自害した) は お互いに励ましあい、いつか必ず助けがくると信じ、家族を思い、希望を捨てず頑張り通した。

それぞれの家族の様子を交差させながら描いています。

「自分は絶対に生きて帰るんだ」 という意志が希望の光を導いた。

この映画を観ながら以前観た 「運命を分けたザイル」 を思い出した。

極限状態の中で、諦めない気持ちを持続することって・・・・

私には想像することすらできない。

たくさんの命が消えたことは事実だけど その中でこんな風に生き延びた命があったこと、またそれは様々な人達の力を合わせたからだってこと・・・ とにかく胸が熱くなりました。

そしてもう一本の 「ユナイテッド93」

これは怖かった。 そして辛かった。

この日、4機のアメリカン航空機がハイジャックされた。

そのうちの2機は前出のWTCに激突。

もう一機はワシントンのペンタゴンに墜落炎上。

そして最後の一機・・・それがユナイテッド航空の93便だった。

午前8時42分、ニュージャージー州のニューアークからサンフランシスコに飛び立った93便。

この直後にWTCに2機が相次いで激突。

しかしこの時点ではまだ93便の乗客、乗務員ともこの事実を知らない。

乗客の中に自爆テロの犯人も乗っていたわけだけど、その犯人が飛行機に乗るまでも描かれている。

これは最後にどのような結末になるのか 観てる誰もがわかっています。

最悪の結末がわかっていても目をそむけることができない。

この映画を観てる人は 一緒に乗客になったつもりで同じ恐怖感を味わうことになるのです。

これは たまたまこの機に乗り合わせてしまった人たちが 家族にかけた電話の内容が主な情報源として成り立った映画です。

遺族がどんな気持ちでこの映画を観たのかと思うと 辛くて泣けた。

ユナイテッド93便については これだけじゃなくてほかにも何本も映画化されているけれど 私は他のを今は観る気持ちになれない。

この大惨事を起こしたのも、それによって亡くなった人も、助かった人、助けた人も・・・・全て同じ人間なんだよね。

同じ人間なのになんでこんなことが起きちゃうんだろう。

悲しいです。

WTCにて奇跡の生還をした警官も ユナイテッドに乗っていた乗客も全てが実在の人物です。

この惨劇で亡くなった方達のご冥福をお祈りします。