音符今日のシネマ音符・・・イノセント・ボイス ~12歳の戦場~

2004年 メキシコ映画

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日本中の・・・いえ 世界中の人に観てもらいたい映画です。

戦争の悲惨さを訴える映画はたくさんありますが これほど胸に突き刺さったのは今までなかった。

戦争はいったい誰が何のためにしているの?

なんで何の罪もない人たちがこんなに苦しまなければいけないの?

これが実話だと聞いて私はしばらく動くことができなかった。

エルサルバドルでの内戦下で銃弾に怯えながら暮らしている人々。

慎ましい夕食の途中で突然始まる銃撃戦。

私はこのシーンだけで もう耐えられない。

お誕生日がうれしいはずなのに 12歳になると政府軍のトラックに否応なく乗せられ徴兵されるため 主人公チャバのバースデーケーキにはその日が来てもろうそくは11本。

なんて悲しい。 

父親は戦うことから逃れて単身アメリカへ逃亡。

残された母は父の分まで強く生きる。

「あんたが頼りだからね」 の言葉がうれしくて 妹や弟のために頑張るチャバ。

これは作り話ではない。

「生き抜く」 ということが全てである彼らの前では どんな情けの言葉を並べてみたところでそれはきれいごとにしかすぎないだろう。

何もできない非力さが悔しいと思いつつ またいつものように流れていく時間に漂っているだけの自分がいる。

でもこの映画と出会えたことを忘れずに 一日一日を大切に生きよう。

強いお母さん役に レオノア・バレラ 。

そして主人公チャバに カルロス・パディジャ (画像見つからず)

悲しい中にも淡い恋があったり 政府軍の目を逃れるために子供達が一斉に屋根に寝そべって隠れるシーンなど ちょっと笑顔がこぼれる場面もある。

文科省特別選定作品になってます。

是非、観てください。 

そして一日も早く世界中の子供達に平等に幸せが訪れますように・・・。